『医学看護学教育学会誌』
第9号(2000年3月31日発行)
看護学生の食生活の実態と健康状態
Eating Habits and Health Conditions in Nursing Students
島根県立石見高等看護学院
Shimane Prefectural Iwami School of Nursing
概要(Abstract)
社会情勢の変化をうけて、食生活は急激に変化している。社会の変化に敏感である若年者の食生活には、多くの問題があり、健康障害が懸念されている。患者の食生活を指導しなければならない看護婦の養成課程にある看護学生も、食生活の変化に伴う多くの問題を抱え、健康状態の悪化が懸念される。看護学生の食生活と健康状態をアンケート調査し、一人暮らしの学生では食生活に問題が多いことが明らかになった。学生の健康症状と食生活には有意な相関を認めなかった。学生は健康的な食生活に関する知識は有しているが、炊事能力や時間的余裕を有しておらず、一人暮らしの学生では健康支援環境に課題が多いことが示唆された。学生による保健委員会活動や教育カリキュラムでの食生活に関する健康学習、寄宿舎食堂を利用した栄養バランスのとれた食事の提供などが必要と考えられた。
キーワード(Keywords)
看護学生 食生活 看護教育
